村上先生の著書は「空手道と琉球古武道」「空手の心と技」など、手に入る限り読んでいます。
どの著書からも空手の技術についてだけでなく、空手の先達への敬慕の念が隅々から感じられ、勝手ながら私の尊敬する先生の一人です。
本著にはご自身の修業時代や知花朝信先生の思い出話、また小林流の型や技の解説などが書かれています。
アメリカ占領期にも厭わず知花先生を訪問されて修行を積まれた方であるだけに、その内容は貴重なものばかりです。
一通りの型についてご自身の(一部は知花先生の)演武写真が記載され、また演武を収めたDVDも付属しています。
拝見すると、とても80歳を超えられた方の動きとは思えません。所々動きが異常に速い…^^;
本著の中でも特に目を引かれたのは、手刀受け・手刀構えの応用について説明されていた部分です。
技法例が数ページに渡って説明されているのですが、これが桧垣先生の分解技法とよく似ているように感じてとても驚きました。
空手の型というのは本当に面白いですね。
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